こんにちは。
yasuko.です。
今回も前回に引き続き、脳の仕組みについてお話していきたいと思います。
神経伝達物質についてです。
「引き寄せと何の関係があるの?」
と思われるかもしれませんね。
神経伝達物質について知ることで、
- 脳に送られる情報が心に影響すること
- 脳の仕組みも感情を生みだしていること
がおわかりいただけると思います。
脳の仕組みは誰にでも備わっている仕組みです。
自分の中に元々備わっている仕組みが、願望を実現させてくれるのです。
つまり、自分自身の力で、望む人生を引き寄せることができるのです。
なんだか、すごく嬉しくなりませんか?
心と身体と魂が一致してはじめて、願ったことが引き寄せられます。
過去の私は、「引き寄せの法則」を使って望みを引き寄せようとするとき、「叶えたいことを願っただけで実現するもの」と捉えていました。
でも、全く引き寄せられませんでした。
その本質を知らなかったんです。
自分の人生を歩んでいく自分自身を信じることができていないと、実現するという結果も信じられないですよね。
自分自身の体の中に、引き寄せるための素晴らしい仕事をしてくれている力が存在していると知った時、そもそも人は引き寄せ体質であると腑に落ちて、希望と勇気が湧いてきました。
そして、今日までの中で次々に願いを叶えることができたのです。
自分の体に備わっている力。
心の力と脳(体)の力
それぞれの仕組みとスピリチュアルの力を組み合わせることで、望む人生を引き寄せられます。
一緒に引き寄せていきませんか?
今日も少しお付き合いいただけると嬉しいです。
神経伝達物質
神経伝達物質って何?
なんだか難しそうだと感じられるかもしれませんね。
でも案外身近なものだったりします。
セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン…
なんとなく聞いたことがありませんか?
これらはみんな、神経伝達物質です。
この3つは特に重要な役割を果たしているため、三代神経伝達物質と言われています。
ほかにも、たくさんの種類があります。
その数は60種類以上にものぼると言われています。
たくさん覚えなくても大丈夫。
この3つをなんとなく知ってもらえるだけでも十分です。
前回の記事で「ニューロン」についてお伝えしました。
ニューロンは脳の神経細胞。
情報伝達をして、人の生命活動の基礎を担う役割があります。
ニューロン同士がシナプスを介して情報を送受信しています。
実はシナプス同士は繋がっていません。
シナプスとシナプスの間には小さな隙間があって、お互いがキャッチボールのように情報をやり取りしています。
ニューロンの記事では、手から手へとプレゼントを渡す例えもしました。
自分の手と相手の手がシナプスで、そのプレゼントが情報。
プレゼント(情報)の中身が神経伝達物質。
脳内ホルモンと呼ばれる化学物質です。
どんな働きをするの?
感情に大きく影響します。
感情の動きを専門用語で「情動」といいます。
情動は、身体のさまざまな働きによって生み出される反応です。
神経伝達物質の働きも、情動に作用しています。
感情に基づく心身の働きは、脳内の神経伝達物質によってもコントロールされています。
例えば、先ほどの3つをそれぞれ見てみますね。
セロトニン
「幸せホルモン」とも呼ばれています。
心を安定させたり、気持ちを落ち着かせてくれます。
心地よいお部屋でコーヒーを飲んでほっとしている時などに、セロトニンが働いています。
穏やかな癒しをもたらしてくれます。
ストレスと向き合う平常心を保ってくれます。
他人の言葉や振る舞いに、必要以上に傷つかなくなります。
日光を浴びたりリズム運動でつくることができます。
リズム運動は、ウォーキングや呼吸、咀嚼など身近なものでOK。
メジャーリーグの選手がガムを噛んでいるのは、平常心を保つ効果があるからですね。
ドーパミン
やる気を起こしてくれます。
意欲や運動、記憶や快楽などに関係しています。
何かの欲求が満たされたり、目標を達成すると幸福感や快感に包まれますよね。
そのとき、脳内ではドーパミンが多く分泌されています。
快感情が続くとさらにドーパミンが増え、意欲が湧いてモチベーションUPにも繋がります。
仕事なども成果が出て楽しくなると、さらに集中できて効率が上がりますよね。
ドーパミンには、やる気を起こして行動を促し、目標を達成させることで、望まない結果を回避させる役割があります。
ノルアドレナリン
パフォーマンスを上げてくれます。
闘うホルモンとも言われています。
ストレスに打ち勝とうと働いてくれます。
例えば、緊張したり、イライラしてストレスが高まると多量に放出され脳が興奮します。
自律神経の交感神経(活動を促す)に対して、体を戦闘態勢にするよう働きかけます。
そうすると体は血圧を高め、筋肉の血管を開き、心拍を上げて活動しやすくさせます。
こうして、ストレスの中でもパフォーマンスを上げようとしてくれます。
状況を分析し経験と照らし合わせることで、最善の行動を選択してくれるのですね。
以上が、代表的な3つの神経伝達物質です。
セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどは感情につながる情報として、脳の指令本部である大脳皮質に送られています。
「心の仕組み」の感情編でもお伝えしたように、感情が人生を創るとも言えます
その感情は心の領域だけでなく、脳の仕組みによっても生まれるのですね。
ちなみに、他にもいろいろな神経伝達物質があります。
- アセチルコリン…神経を興奮させる。記憶・学習・睡眠などに関与。
- グルタミン酸…記憶の貯蔵を促す。記憶や学習に重要な役割を担う。
- GABA…不安や緊張を鎮静させる。情動や睡眠・覚醒などに関与。
- βエンドルフィン…ランナーズハイをもたらす。多幸感や快感、強い鎮静作用。
- オキシトシン…愛情ホルモン。脳の疲れを癒し気分を安定。人に対する信頼感が増す。
etc…
さまざまな種類の神経伝達物質が、私たちの心に作用しているのですね。
では、いったい引き寄せにはどんな効果があるのか?
次に見ていきたいと思います。
引き寄せにはどんな効果があるの?
ニューロンはその情報である神経伝達物質によって回路を書き換える性質があります。
引き寄せに効果がある神経伝達物質を送ってくれるように、意識することが鍵です。
例えば「イメージング」。
願望が叶った自分をイメージすることが引き寄せに効果があるのはご存知かもしれませんね。
では、なぜ効果があるのでしょうか?
それは、脳が現実と想像を区別できない性質にあります。
成功をイメージしただけでもドーパミンが出て、幸福感や快感を感じることができると言われています。
体の中に、現実と同じ反応が起こるのです。
つまり、事実として脳が認識していると言えます。
感情を湧き起こす神経伝達物質が「情報」として伝わり、感情を生じさせます。
イメージすることでも、感情は湧き上がってきます。
現実では経験していないことも、イメージすることで現実と同じように認識されるのです。
ちなみに、未来を想像する時には大脳皮質が活発に活動すると言われています。
特に前運動野(ぜんうんどうや)という身体の運動にかかわるところです。
ここはドーパミンが特に多く分泌されるところでもあります。
未来と運動?って意外ですよね。
でも、スポーツ選手のイメージトレーニングを思い浮かべると繋がりませんか。
自分の未来の姿を具体的に思い描くことによって、身体や脳が目標に向かって準備してくれているとも言えるのですね。
過去や現在がどうであれ、願望が叶った自分に脳の仕組みが導いてくれるのです。
まとめ
神経伝達物質の仕組みはいかがでしたでしょうか。
感情をつくる脳の仕組み。
脳と心がつながっていることが、なんとなくおわかりいただけましたでしょうか。
イメージの力が実際に体に反応を起こします。
望む人生をイメージすることで引き寄せられるという仕組みが、少し見えてきませんか?
今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
※この記事は下記の書籍も参考にさせていただいています。私自身の解釈をお伝えした記事であり、書籍の内容とは一部異なります。
【参考書籍】
・「美しい脳図鑑」木村泰子(著)笠倉出版社
・「運動・からだ図解 脳・神経のしくみ」マイナビ出版
・「脳には妙なクセがある」池谷裕二(著)扶桑社
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