こんにちは。
yasuko.です。
引き寄せ上手になるために知っておきたい「脳の仕組み」シリーズ。
今回で5回目になります。
脳の仕組みを知ることで、引き寄せの仕組みも見えてきますよ。
「脳の仕組み」シリーズは全部で8つあります。
- ニューロン
- 神経伝達物質
- 右脳と左脳
- 網様体賦活系-RAS
- 線条体
- 海馬
- 脳波
- 扁桃体
今回は線条体(せんじょうたい)です。
これもまた、難しい言葉ですよね。
私も最初この言葉に触れた時、「ん???」という印象でした。
この線条体、実は直感と深い関係があります。
直感を信じることは、望む人生を引き寄せることに繋がります。
そして、線条体を知ることで、自分の直感を信じられるようになります。
今日はこのお話をしていきたいと思います。
少しだけ、お付き合いくださると嬉しいです。
線条体
直感は自分でつくっている
直感って感じたことありますか?
ご自身の直感って信じられますか?
直感は勘とも言われますよね。
「勘が鋭い」とか「勘がはたらいた」など。
どちらも、瞬間的になんとなく感じることです。
なんとなくなので、人からもあまり信用されませんよね。
例えば、あなたが仕事で「お、この企画、なんとなく上手くいく気がする」とピンときたとします。
そして、上司に提案してみます。
どうして上手くいくのか説明をもとめられて、「なんとなく、直感です」と伝えても信用されないですよね。
それよりも、自分のアイディアにピンときた後輩が、その根拠を論理的に説明した企画のほうが採用されるのです。
直感は自分でも信用できない経験がありませんか。
例えば、なにか重大な決断をしようとする時。
咄嗟に「これだ!」と思ったとします。
でも、時間が経つうちに「待てよ、本当に大丈夫?」と不安になり、いろいろ考え始めてしまいます。
そうして、無難な選択に変更するのです。
「なんかわからないけど、間違いない!」ということもありますよね。
根拠はないのに間違いないという、絶対の自信があるときなど。
こういった直感は、どこからか降ってきたわけではありません。
これも、ご自分の中にある脳の仕組みによるものなのです。
直感を生み出すエンジニア~線条体
線条体が脳のどこにあるのか、というお話からしたいと思います。
大脳の最も深いところに大脳基底核(だいのうきていかく)という場所があります。
左右の脳にあります。
大脳基底核もまた、脳の指令本部である大脳皮質(だいのうひしつ)と情報をやりとりしています。
その場所にはいくつかの部屋がありますが、そのうちのひとつが線条体です。
線条体はさらに尾状核(びじょうかく)と被殻(ひかく)という部屋から構成されています。
直感は尾状核と関りがあります。
プロ将棋士が直感をはたらかせる時、尾状核の活動が活発になることが知られています。
この記事では「線条体」とまとめてお伝えします。
ちなみに、被殻は人の欲求と快楽に関係する場所で、例えばCMを見て「欲しい」と反応するはたらきをしています。
直感とは、瞬間的になんとなく感じることだとお話ししました。
この瞬間、脳では線条体が活発になります。
脳内にインプットされたあなたの記録を、瞬時に綿密に計算して直感として生み出してくれています。
あなたの記録とは、これまでの人生で積み重ねてきた経験から得た膨大な情報です。
この膨大な情報とは、あなたにとって必要なものとして振り分けられ選ばれた情報です。
かなり信頼に値するものだと思いませんか。
※振り分けてくれる仕組みは「網様体賦活系-RAS」です。前回の記事をご参照ください。
直感とひらめき
直感とひらめき。同じように使われることも多いですよね。
実は、まったく違うものなのです。
先ほどの仕事の場面を思い出してみてください。
あなたがピンときた「なんとなく上手くいく」は、直感です。
そして、後輩がピンときたアイディアは、ひらめきです。
クイズ番組を見ていて、問題を考えている時にピンと答えが浮かぶことがありませんか。
つまり、思考を重ねて推論した先に出た答えがひらめきです。
ひらめく仕組みも瞬間的ですが、脳の違う部分が活発になります。
ここでは割愛させてもらいます。
どちらも瞬間的ですが、自分で導き出したという自覚ができないのが直感です。
だから、自分でもなかなか信頼できないのですね。
直感を信じて引き寄せよう
信頼される「ひらめき」と信頼されない「直感」。
確かに、ひらめきのおかげで人生が充実してきます。
引き寄せにも、大いに活躍してくれます。
ただ、直感をもっと信じてほしい、というのが私の気持ちです。
先ほども触れたように、直感は自分にとっての最適な答えです。
直感を信じることは、自分自身を信じることにも繋がります。
願いを上手に引き寄せるには、自分を信頼することから始まります。
でも、そうはいっても、信じるって勇気がいりますよね。
私も最初はなかなか信じられませんでした。
過去の私は、劣等感の塊でした。
「完璧でなければ認められない」と自分自身を縛り付けていました。
結果を出しても出さなくても自信がありませんでした。
誰かから褒められても「そんなことないです」が口癖でした。
そんな私がどんなに頑張って引き寄せの法則を使っても、理想の人生は引き寄せられないはずです。
自信のない自分というイメージが固まっていたので、その自分であり続ける現実しか引き寄せられなかったのです。
現在のように、こんなに幸せで、望んでいた以上の人生を引き寄せられるようになったきっかけは、自分の中に自分を導いてくれるものが備わていることを知ったことです。
そもそも自分が望むものを実現させることって自然なことなんだ、と気付いたのです。
直感はしょっちゅう感じていました。でも信じられなかった。
それを少しずつ、素直に信じるようにしたのです。
周りの意見より、世間の常識より、自分の直感のほうが望む結果を生むことが多くなりました。
夫との結婚も直感で決めました。
初めて出逢った時の直感を信じました。
その頃の自分は過去とは真逆で、自分を信じられるようになっていました。
なので、直感を疑わなかったのです。
全く根拠はないのに、間違いないという自信がぶれなかったのです。
たしかに、直感はすべて良い方向にいくとは限りません。
私も直感が外れたこともあります。
たとえ外れたとしても、信じたほうが後悔が格段に少ないです。
自分を信じたという満足感があります。
そして、外れた直感を感じた自分に興味が湧いたりもします。
実感としては、直感を信じたほうが上手くいくことがはるかに多いです。
直感は、その時点までの自分の記録が線条体で計算され生み出されます。
つまり、望む人生を引き寄せるために、記録を常にアップデートしていけば良いのです。
素敵な経験を増やしたり、いろいろなことに興味を持ってみたり。
まずは、ご自分にとって気分よく心地よい時間をなるべく多く過ごすことから始めてみるのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
直感が自分の脳で生みだされていたことに驚かれたのではないでしょうか。
ぜひ、今日から直感を信じてみてくださいね。
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
※この記事は下記の書籍も参考にさせていただいています。私自身の解釈をお伝えした記事であり、書籍の内容とは一部異なります。
【参考書籍】
・「美しい脳図鑑」木村泰子(著)笠倉出版社
・「運動・からだ図解 脳・神経のしくみ」マイナビ出版
・「脳といしき」ニュートンプレス
・「脳には妙なクセがある」池谷裕二(著)扶桑社
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